比較モダニティ論Ⅰ

担当教官:大澤 吉博
講義題目(夏学期):日韓比較文化

前学期に引続き、イザベラ・バードのKorea & Her Neighbours(日本語訳は2種類あって、一つは平凡社東洋文庫の『朝鮮奥地紀行』)の後半部を比較検討しながら、読みます。韓国院学生は韓国語訳を参照のこと。授業参加度重視。


講義題目(冬学期):言語の間の日本文学−−太宰治『斜陽』をめぐって

近代日本語表現とその翻訳可能性の問題を、太宰治『斜陽』を用いて論じます。翻訳としてはDonald Keene氏の英語訳、韓国語訳を用います。特に日本語、韓国語のように言語構造が類似している場合と、日本語、英語のように言語構造が異なる場合とでの翻訳可能性の問題の差異を検討します。授業参加度重視。上記の言語以外の翻訳に関しても論ずることを期待します。