ジャンル交渉論II
担当教官:内野 儀
講義題目:ポストモダニティとパフォーマンスー都市と空間
ポストモダニティが身体的に経験されかつパフォーマティヴに構築される空間としての都市という問題設定にしたがい、19世紀から現在にいたる代表的な都市論と身体論を前後期にわけ、英語で読みます。原典が独仏語のもの、また日本語訳がある文献もそこには含まれますが、英訳を含め、英文で読むことを基本とします。その一方で、英語文献の論理的構成、あるいは語学的側面に慣れておくという側面も強調した授業運営にしたいと思っています。今のところリーディングリストに挙げているものは、
- George Simmel, On Individuality and Social Forms
- Jeremy Bentham, The Panopticon Writings
- Richard Sennet, The Conscience of the Eye
- James Holston, The Modernist City
- Frederic Jameson, Postmodernism
- Mike Davis, The City of Quarts
- David Harvey, The Condition of Postmodernity
- Edward Soja, Postmodern Geographies
Robert Venturi, Learning from Las Vegas
などで、これらの書物から数章を選んで読むという予定でいます。冬学期は夏学期の続きを読みます。