比較文学比較文化演習IV

担当教官:伊藤 徳也
講義題目:魯迅、周作人、林語堂の社会批評

魯迅、周作人、林語堂のエッセイ、特にその社会批評の意味を考えてみたいと思います。社会背景や時代状況を掘り返しながら、彼らが文人としての自らの行為(書く、発表する、雑誌を編集する、講演する等)に対していかに自覚的であったかを、その権力観と文明観に注意を払って確認することがこの授業のとりあえずの目標です。実際の授業は、1920年代半ばの周作人の戦闘的な雑文を中心に精読していくことになると思います。