比較思考分析II

担当教官:門脇 俊介
講義題目:ハイデガーとカント

カントの哲学が、ハイデガーの『存在と時間』の中枢をなす思考にどのような影響を与えているか、また、ハイデガーのカント解釈がハイデガー自身の哲学の展開にとってどのような意味を持つのかを検討する。あわせて、ハイデガーとカントの関係についての最近の研究についても考慮する。

使用するテクスト:
Martin Heidegger, Sein und Zeit.
------, Kant und das Problem der Metaphysik.
------, Phanomenologische Interpretation von Kants Kritik der reinen Vernunft.
William D. Blattner, Heidegger's Temporal Idealism.
John Haugeland, “Truth and Finitude: Heidegger's Transcendental Exstentialism.”