担当教官:徳盛 誠
講義題目:福沢諭吉『学問のすゝめ』を読む
署名はよく知られ、そこから内容も想像されやすいこの書物には、実際にはどんなことがどのように書かれているのか、それを自分の目でたしかめることを本演習の目標とする。そえは、幕末・維新という日本の「転換期」を理解する一つの手がかりになると同時に、前近代の文体やことばへ向かうきっかけにもなると考える。
参加者には各々テキストを通読するほかに、各章を分担して調査してもらい、それについて報告を求める。
なお、本演習は、主として留学生を対象とする演習である。
参加希望者は、各自『学問のすゝめ』(岩波文庫)を購入しておくこと。