担当教官:三浦 篤 講義題目:第二帝政期の美術
西洋近代絵画史の重要な転換期である第二帝政の時代の美術を、作品のみならず、当時の美術批評や美術制度、版画や写真などの複製メディアをも視野に入れながら詳しく検討し、その歴史的な意義を解明したい。同時代の一次資料へのアプローチを機軸に据える。数年がかりの作業となろうが、今回は手始めに、充実した批評校訂版が出たテオフィル・ゴーティエの『1859年のサロン』を輪読することから、共通理解を積み上げていきたい。