担当教官:宮本 久雄
講義題目:『三位一体論』第10巻講読
アウグスティヌスの『三位一体論』第10巻からラテン語を中心に(ラテン語がわからない人は、邦訳、英、独、仏訳など)淡々と読んでゆく。この書は、ヘーゲルの『精神現象学』にうかがわれるように、人間精神の構造を探求する哲学的営為として古くから西欧哲学の源泉となってきたが、同時に存在、善、一者などとして語られる哲学の根拠の構造を示す書でもある。4月17日には、テキストや参考書の配布もかねて『三位一体論』を紹介する。邦訳、中沢宣夫訳『三位一体論』東大出版会。