担当教官:岡部 雄三
講義題目:キリスト教とは何か
キリスト教とは一体どのような特色を帯びた宗教なのであろうか。目からうろこともいうべき、G.W.E.ヘーゲルの魅力的な論考『キリスト教の精神とその運命』(平凡社ライブラリー)を主な教材に用いながら、ユダヤ教との比較、法(律法や市民法など)の理解、道徳と宗教、山上の垂訓の意味、三位一体論、愛の晩餐、神の国などについて新しい光のもとに考えていく。キリスト教入門(日本におけるキリスト教受容も含む)、あるいは比較宗教入門も兼ねるので、観念論哲学ばかりではなく、そのような分野に関心をもつ参加者や初学者も歓迎。
その他の参考文献: