超域文化科学特別講義II

担当教官:佐野 みどり
講義題目:記憶と美術

造形の創造と受容を〈記憶〉の視座から再考していきます。中心となるトピックは、記憶の地図、縮図の地平、記憶の欲望、旅の記憶、再現の技法、です。個々の作品、事象に即しつつ、できるだけ歴史、文学、美術を横断する立論を目指したいと思います。授業の進め方は、各トピックに3週間をあて、参考文献や論点提示の前提講義と作品・事象の各論研究(受講生の発表を含む)という形になるでしょう。対象は狭義の日本美術に限りません。