比較文学比較文化演習V

担当教員:門脇 俊介
講義題目:価値の実在論

近代哲学によって、人間の主観の側からの投射物であるとみなされてきた「価値」が、どのような客観性や実在性を持ちうるのか。価値をめぐる実在論と反実在論の対立について考える。ふつうの意味での実在論と反実在論の対立について若干検討した後、価値の実在論をめぐる論文を読む。
6月中の4回は、「実在論」についてのCh.テイラー/H.L.ドレイファスのセミナーと合併になる可能性がある。

テクスト:James Rachels(ed.), Ethical Theory I: The Question of Objectivity, Oxford UP. Press.