文化コンプレクシティ演習V

担当教員:北川 東子
講義題目:ドイツ近現代哲学演習 カントの倫理学

今年度はカントの倫理学の研究として『人倫の形而上学』(Kant: Die Metaphysik der Sitten)を読む。市民社会の倫理的なありかをカントがどのように捉えたかを、テクストの第二部「徳論の形而上学的基礎」を中心に考察する。そのため、参加者は翻訳でも良いので、第一部を読んでおくことが望ましい。なお、テクストは入手しやすさを考え、以下のズーアカンプ版を用いる。

テクスト:
Immanuel Kant; Die Metaphysik der Sitten. Werkausgabe Bd. VIII hrsg. von Wilhelm Weischedel, Surkamp, stw.190.