担当教員:徳盛 誠
講義題目:日本の文学や思想の範疇に入る文章を読む
日本の文学や思想の範疇に入る、さまざまな短い文章や、文章の一部を題材に、そこで何がどのように語られているかを問い、鑑賞し、討議する。そのことを通じて、文章を深く読み込んでいく営みを意識し、その技量をみがくことをねらいとする。
材料とする文章は、近世後期から近代にかけて書かれた諸作品を、歴史的な展開をいくらか意識しながら選択する。演習の詳しいやり方については開講時に説明する。
留学生を念頭においた演習ですが、それ以外の学生の参加も歓迎します。夏、冬学期通して行いますが、半年のみの受講も可能なように配慮します。
参考書
加藤周一・前田愛編『文体』(日本近代思想体系 岩波書店 1989年)
大澤吉博編『テクストの発見』(叢書比較文学比較文化 中央公論社 1994年)