担当教員:ロバート キャンベル
講義題目(夏学期):『早稲田文学』第229号「明治文学号――混沌期の研究」特集の通読
夏学期は、『早稲田文学』第229号「明治文学号――混沌期の研究」特集(大正14年[1925]3月発行)を取り上げ、通読する。各篇に登場する作品に当たりながら、論評の是非やその背景を問い、やがて大正期に幕末・近世初期の文学がどのように整理され、「歴史」に組み込まれたかを考察する。一学期で、ほぼ一冊を読み上げる予定。論陣は逍遙(「新旧過渡期の回想」)、野崎左文(「明治初期の新聞小説」)、幸田露伴(「明治初期」)、山口剛(「明治初期の戯作戯文」)、河竹繁俊(「黙阿弥の散切物」)、日夏耿之介(「新体詩創剏と其背景」)ほか。
講義題目(冬学期):近世中期~後期の近世和文(「擬古文」)の読解
冬学期は、近世中期~後期の近世和文(「擬古文」)を読解する予定。
夏・冬学期とも一学期のみの受講は可能。