担当教員:今橋 映子
講義題目:比較文学研究 再考――その2
学際研究が通常となった21世紀に、比較文学はなお可能なのか。本授業では、1年間継続でこの課題に取り組む。内容的には比較文化(および比較芸術)も含み、最新動向も怠らず把握することを目的とする。
夏学期
比較文学研究を系譜的に辿りながら、その守備範囲と理論の推移を共有するために、精選論文に毎週取り組む。参加者には発表および毎回の議論への参加が求められる。論文は日本語および英語を扱う。今年度は共同作業で書誌を作成する。夏休みには、比較文学分野での博士論文(刊行書)を熟読することが求められる。
冬学期
各参加者は、夏休み末頃発表課題希望を提出し、順次発表をおこなう。発表形式は学会に準じ、ディスカッサントを毎回置いて議論も重視する。
**参加者には予備知識を特に要求しない。一昨年の同テーマ授業履修者にも配慮し、新しい観点や主題も取り入れる。参加希望者は、初回の授業に「必ず」出席すること。テキスト等はその折に指示する。