比較詩学II

担当教員:齋藤 希史
講義題目:唐代の詩論を読む

唐の詩僧皎然の『詩式』を中心に、空海の『文鏡秘府論』も参照しつつ、唐代の詩論を読む。東アジアにおける詩論は、ただ作詩の技術を述べるものでなく、それ自体が一つの世界の把握であり、時代の感覚とも深く結びついている。テキストを読解しながら、そうした世界把握の方法と意味についても考えたい。