文化コンプレクシティ演習II

担当教員:大石 紀一郎
講義題目:『コミュニケーション的行為の理論』解読

ハーバーマスの『コミュニケーション的行為の理論』の理論的構成を、参加者とともに解読する。ガーダマーやルーマンとの論争以降における言語論的転回とディスクルス倫理に関わる論議の展開をテクストに即して追うか、それとも上記の著作からさかのぼって理論的背景を考察するか、参加者の関心にも応じて考える。日本語訳のあるテクストもあるが、基本的にはドイツ語のテクストを扱うので、中級以上のドイツ語の読解能力があることを参加の条件とする。