超域文化科学特別講義II

担当教員:十重田 裕一
講義題目:新感覚派文学の研究

本講義では、横光利一と川端康成を中心とする新感覚派作家の文学的展開を、1920~30年代の歴史的・社会的コンテクストのなかで検討することを目的とする。このテーマを対象としながら、テクストの分析、本文批評、メディア論など、文学を研究するための様々な方法を受講生とともに考えていきたい。

とりあげるテーマは以下の通り

  1. 新感覚派作家の方法と展開
  2. 「国語」との格闘をめぐって
  3. 習作期における外国文学の受容
  4. 文学とマス・メディアとの相互関連性
  5. 自筆稿から活字への生成
  6. 文学と映画・演劇との交流
  7. 言語統制下における展開
  8. つくられる作家のイメージ