比較文学比較文化演習III

担当教員:今橋 映子
講義題目:美術批評再考

今年度は1年間をかけて、美術批評とは何かについて、総体的に再考する。
特に、1)明治大正期日本における美術批評の成立と展開を見定めること 2)美術批評は元来絵画芸術を対象としているが、それを、写真批評や映画批評との対比の中で再び考え、そのジャンル的特徴と領域を見定めることを中心課題としたい。
美術批評の対象としては、ボードレール、森鷗外、高村光太郎、瀧口修造など、文学者を多く取り上げる予定。授業では、以下のような話題を取り上げる。ただし参加者によって変わる可能性がある。1)ボードレールと近代フランス美術批評 2)近代日本における美術批評の成立と展開 3)美術批評とメディア(雑誌、新聞等) 4)写真批評、映画批評の領分 5)美術批評と文化行政