比較詩学II

担当教員:齋藤 希史
講義題目:東アジアの文体と思考

東アジアにおける文体と思考の空間は、中国古典文というシステム、あるいは漢文脈によって、一つのゆるやかな圏域を為していた。近代以降、西洋文化の急激 な摂取とともに、その圏域はそれぞれの近代文化システムへと再編されていく。この授業では、その前後において東アジアのエクリチュールに大きな変容があっ たことを前提としつつ、かつその連続性にも着目して、東アジアにおける文体と思考について検討することを目標する。