担当教員:伊藤 徳也 講義題目:現代中国における審美主義
今年度は、過去2年間の授業を踏まえて、清末から現在に至るまでの中国の審美主義の流れを歴史的に概括することをめざす。最初数回は周作人の審美主義(の構造と芸術実践)及び基本的な用語、概念についてのレクチャーをする。それを授業の導入とし、あとは演習方式によって、注目に値する文人・作家(魯迅、初期創造社、張競生、京派・海派文人……)と社会文化現象(作家・アーティストと消費社会、「日常生活の審美化」論争……)を順次検討していく。