ヘルマン ゴチェフスキ Hermann GOTTSCHEWSKI
連絡先
gottschewski @ fusehime.c.u-tokyo.ac.jp
(*アドレスのアットマークを「半角」にしてください。)
生年・出身地
1963年生まれ ドイツ・フライブルク出身
役職
教授
取得学位
哲学博士/教授資格(Habilitation)
研究主題・分野
音楽学・比較音楽論(近代日本音楽史、西洋音楽理論史、演奏論)
研究・教育プログラムとの関係
比較芸術、比較思想
所属学会
ドイツ音楽学会(Gesellschaft für Musikforschung)、ドイツ音楽心理学会(Deutsche Gesellschaft für Musikpsychologie)、東洋音楽学会、日本音楽学会
主要業績
- 主著
- Die Interpretation als Kunstwerk(芸術作品としての演奏)Laaber 1996
- Eine Musikkultur auf dem Scheidewege. Die Hoiku Shôka („Erziehungslieder“, 1877-1883) als restaurativer Gegenentwurf zur Einführung der westlichen Musik in Japan, (unpublizierte Habilitationsschrift, Humboldt-Universität zu Berlin, 2000)
- 『東大駒場連続講義 知の遠近法』講談社選書メチエ2007(編・著)
- 『貴志康一と音楽の近代 ベルリン・フィルを指揮した日本人』青弓社2011(共著・編)
- 櫻井雅人、ヘルマン・ゴチェフスキ、安田寛 共著 『仰げば尊し――幻の原曲発見と『小学唱歌集』全軌跡』東京堂2015
- 『ラテン語の世界』放送大学2016
- 主要論文
- „Takt und Metrum in der Kleinform bei J.S. Bach“, im Archiv für Musikwissenschaft, Jahrgang LVIII, Heft 2 (2001), S. 144-177
- Artikel „Euler, Leonhard“ in MGG, 2. Auflage, Personenteil
- „Musikalische Schriftsysteme und die Bedeutung ihrer ‚Perspektive‘ für die Musikkultur. Ein Vergleich europäischer und japanischer Quellen“(音楽の記譜法とその「パースペクティヴ」の文化的意義――西洋と東洋の史料の比較), in: Schrift. Kulturtechnik zwischen Auge, Hand und Maschine, hg. von Gernot Grube, Werner Kogge und Sibylle Krämer, München: Wilhelm Fink Verlag, 2005
- “Defining the ‘Children of the Nation’: Three Stages of Children’s Music in Modern Japan”(「国の子ども」を定義する――近代日本子ども音楽の三つの場面――), in: Musical Childhoods & the Cultures of Youth, ed. by Susan Boynton & Roe-Min Kok, Middletown: Wesleyan Univ. Press, 2006(日本語訳は『日本の伝統的なリズムの学習に関する基礎的研究』平成16-19年度科学研究補助金成果報告書 基礎研究(B)(1)16330180、研究代表者:奥忍、平成20年3月、93-102頁に掲載)Machico Gottschewskiと共著
- 이경분, 헤르만 고체프스키 공저 「프란츠 에케르트는 대한제국 애국가의 작곡가인가? —대한제국 애국가에 대한 새로운 고찰」『역사비평』101호, 2012겨울, 373–401쪽
- ヘルマン・ゴチェフスキ/李京粉 共著「〈大韓帝国愛国歌〉に隠されていた韓国民謡の発見―フランツ・エッケルトが編曲した日韓の国歌再考―」『東洋音楽研究』第78号(2013)1–21
- “Nineteenth-Century Gagaku Songs as a Subject of Musical Analysis: An Early Example of Musical Creativity in Modern Japan”, Nineteenth Century Music Review, 10 (2013), pp 239–264
主要担当授業題目
- 大学院
- Musikalische Zeitgestaltung
- 学部3・4年生向け
- 「音楽論における「音階」(Tonsystem)」
- 「歌曲における韻律の問題」
- 学部1・2年生向け
自己紹介
音楽の本質はなんでしょうか。楽譜に書かれた「音の構造」でしょうか。演奏会で聞く事の出来る「音の響き」でしょうか。作曲家、演奏者、聴き手が頭に持っている「音の想像」でしょうか。音楽は何かを人から人へ伝える一種の言語でしょうか。それともただ一つの遊びでしょうか。音楽は時代と文化を超えて理解出来るものでしょうか。音楽の民族性は民族の何とつながるでしょうか。同じ様に「音の響き」を持っている母語と関係があるでしょうか。同じ様に「リズム」がある身体の運動と関係があるでしょうか。これらの根本的な問題から出発して具体的な文化現象を深究し、また根本的な問題に戻るのは私の研究の趣味です。
リンク
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