今橋 映子  Eiko IMAHASHI

連絡先

比較研究室までメールで

生年・出身地

1961年生まれ 東京出身

役職

教授

取得学位

博士(学術)

研究主題・分野

比較文学・比較文化(比較文学比較文化の理論、近代日本文学・文化におけるパリ、〈パリ神話〉研究、日本近代の美術思想、日本近代美術批評史、文学と絵画(写真)の相関関係、異文化理解の倫理、20世紀写真史など)

研究・教育プログラムとの関係

比較芸術、比較文学

所属学会

日本比較文学会、日本フランス語フランス文学会、日本近代文学会、日仏美術学会、明治美術学会、日本映像学会 、日本建築学会

主要業績

主要担当授業題目

自己紹介

私は、大学院時代に比較文学・比較文化を専攻しました。博士論文で扱った「日本人のパリ体験」という出発点には文学研究があり、それが今でも私の芯になっています。テーマの性格上、その後次第に、視覚芸術(とりわけ写真研究)に手を伸ばしました。その後再び日本近代に照準を定め、「美術と社会」に関する総合的研究をおこない、2021年に大著を刊行しました。
2021年度からは、比較文学比較文化の理論を初学者に届けるべく、共同研究を行っています。
私の研究(および大学院教育)分野は主に以下のようになります。

  1. [2022年現在]比較文学比較文化という学問に関する理論の再構築(共同研究)。
    初学者向ハンドブック、全国の大学(大学院)における比較教育に関する社会調査、 総合的研究書誌の作成などを推進中です。
  1. パリと東京をケース・スタディとする都市論の展開に関する考察。
    特に19-20世紀パリ神話と外国人芸術家たちの関係。ここにはとりわけ「異文化理解とは何か」 という問題系が含まれます。
  1. 日本近代文学(詩を含む)におけるパリ表象。および日仏文化交流に関する 歴史的、文化行政論的考察。ここには文学と視覚芸術に関する総合的なクロス・ジャンル研究も含まれます。
  2. 明治・大正期の「美術と社会」に関する総合的研究。岩村透の美術思想、美術批評の成立と雑誌メディアや欧米美術界との関係、大逆事件下の言論統制と美術界、文学・美術・建築界の連携、「工芸」の再定義などを含んだ研究です。
  3. 都市写真(とりわけ〈パリ写真〉)の研究。ドキュメンタリー写真の歴史的経緯、メディア論的考察。写真を見る倫理。