實谷 総一郎 JITTANI Soichiro
連絡先
sjittani @ g.ecc.u-tokyo.ac.jp
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生年・出身地
1987年生まれ 京都府出身
役職
講師
取得学位
博士(文学)
研究主題・分野
19世紀フランス文学・美術(エミール・ゾラ、比較文学)
研究・教育プログラムとの関係
比較文学、比較芸術
所属学会
日本フランス語フランス文学会、日仏美術学会、日本比較文学会、東大比較文学会
主要業績
- 著書・訳書
- La Pensée littéraire et artistique d’Émile Zola : une esthétique vitaliste, Paris, Honoré Champion, Coll. « Romantisme et Modernités », 2023, 722p.
- アラン・コルバン『1930年代の只中で——名も無きフランス人の言葉』寺田寅彦、實谷総一郎訳、藤原書店、2023年
- 主要論文
- 「エミール・ゾラ『テレーズ・ラカン』とポスト・レアリスムの絵画理論」『比較文学』日本比較文学会、2015年第57号、7-21頁
- 「エミール・ゾラのフォーマリズムと1860年代の美術論」『日仏美術学会会報』日仏美術学会、2016年第35号、75-95頁
- « “La théorie des Écrans” de Zola et le réalisme des années 1850 : une révision de l’esthétique naturaliste », Études de langue et littérature françaises (éd. Société japonaise de langue et littérature françaises), Vol. 110, 2017, p. 3-21.
- 「ゾラ、生の美学——美術批評から『作品』へ」『フランス語フランス文学研究』日本フランス語フランス文学会、2018年第113号、319-335頁
- 「ゾラ『ムーレ神父のあやまち』、あるいは生の神話」『明學佛文論叢』明治学院大学文学会、2021年第54号、21-76頁
- « Zola contre Edmond About : le vitalisme à l’œuvre dans Thérèse Raquin », Revue d’Histoire littéraire de la France, 121 année, n° 4, 2021, p. 827-847.
- « La pensée vitaliste dans les écrits sur l’art de Zola : revisiter la notion de milieu », LITTERA, n° 7, 2022, p. 35-47.
- 「自然主義のエコロジー——ゾラ『生きる喜び』における環境の倫理と詩学」『Les lettres françaises』上智大学フランス語フランス文学会、2023年第43号
主要担当授業題目
- 大学院
- 学部3・4年生向け
- 「フランス文学テクスト分析」
- 「フランス文学とエコロジー」
自己紹介
専門は19世紀フランス文学です。自然主義小説家エミール・ゾラを中心に、美術、哲学、宗教などの分野を横断しながら、同時代の思想史の中に作家を位置付ける作業をおこなってきました。とりわけ、ゾラが重要視していた「生命」や「自然」について研究を行っており、最近は、自然のテーマを発展させ、19世紀のエコロジーの問題や自然観の日仏比較にも関心を持っています。