大石 紀一郎 Kiichiro OISHI
連絡先
学内内線 44861
生年・出身地
1960年生まれ 静岡県出身
役職
准教授
取得学位
文学修士
研究主題・分野
ドイツ思想(ニーチェ・解釈学・批判理論)とその受容史、現代ドイツの政治文化(特に「記憶の文化」の諸問題)
研究・教育プログラムとの関係
比較思考、比較日本研究
所属学会
日本ドイツ学会、日本独文学会、社会思想史学会、東大比較文学会
主要業績
- 「現代ドイツにおける〈記憶の文化〉について」2004年
- 「ツァラトゥストラの帰郷?――ドイツにおける最近のニーチェ受容と研究について」2000年
- „Die Vergangenheit in der Gegenwart. Die Frage der „Kriegsschuld“ in Japan“, 1998
- 「ゴールドハーゲン論争と現代ドイツの政治文化――挑発、演出、そして〈歴史〉と〈記憶〉の闘いについて」1997年
- 『ニーチェ事典』(共編著)弘文堂、1995年
- 『モダニズム研究』(共著)思潮社、1994年
- „Nietzsche als Philologe in Japan. Versuch einer Rekonstruktion der Rezeptionsgeschichte“, 1988
主要担当授業題目
- 大学院
- 「近現代ドイツ哲学と規範への問い」
- 「「歴史」の思想と思想史」
- 学部3・4年生向け
- 「ニーチェにおける「モダニティ」」
- 「ハーバーマスをドイツ語で読む」
- 「近現代ドイツ哲学と規範への問い」
自己紹介
研究: ニーチェの思想の解釈とその受容史の研究から出発して、その後は解釈学の知見に照らして解釈の(不)可能性の条件を考察し、批判理論との取り組みを通じて文献内在的解釈の限界と学際的な研究の条件について模索している。また、現代ドイツの政治文化、とりわけ「記憶の文化」の展開に即して思想と社会の関係を考えている。
教育: 前期課程・後期課程・大学院での教育活動・教材開発を行っているほか、東京大学ドイツ文化・社会研修プログラム(1991年より隔年春に実施)、ミュンヘン大学の交流協定に基づく日独学生交流セミナー(1997年より毎年9月に実施)などに携わっている。
その他: 学術シンポジウムや講演に際しての日独同時通訳。