齋藤 希史 Mareshi SAITO
連絡先
学内内線 24888
saito @ fusehime.c.u-tokyo.ac.jp
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生年・出身地
1963年生まれ 千葉県出身
役職
教授
取得学位
文学修士
研究主題・分野
中国古典文学(おもに六朝から唐宋)、清末―明治期の言語・文学・出版
研究・教育プログラムとの関係
比較日本、比較文学
所属学会
日本中国学会、東方学会、六朝学術学会、日本近代文学会、東大比較文学会
主要業績
- 主要著書
- 『注釈漂荒紀事』(共編著)京都大学人文科学研究所、1996
- 『漢文脈の近代 清末=明治の文学圏』名古屋大学出版会、2005
- 『日本を意識する』(編著)講談社選書メチエ、2005
- 『嘉靖本 古詩紀』第一~三巻(共編)汲古書院、2005-6
- 『漢文脈と近代日本 もうひとつのことばの世界』日本放送出版協会、2007
- 『古典日本語の世界 漢字がつくる日本』(共著、東京大学教養学部国文・漢文学部会編)東京大学出版会、2007
- 『朱子語類訳注 巻十・十一』(共著)汲古書院、2009
- 『新日本古典文学大系明治編5 海外見聞集』(共著)岩波書店、2009
- 『漢文スタイル』羽鳥書店、2010
- 『古典日本語の世界[二] 文字とことばのダイナミクス』(共著、東京大学教養学部国文・漢文学部会編)東京大学出版会、2011
- 『新日本古典文学大系明治編14 翻訳小説集一』(共著)岩波書店、2013
- 『漢詩の扉』角川学芸出版、2013
- 『漢字世界の地平――私たちにとって文字とは何か』 新潮選書、2014
- 『詩のトポス 人と場所を結ぶ漢詩の力』平凡社、2016
- 主要論文
- 「潘岳「悼亡詩」論」(『中国文学報』39、1988)
- 「「風景」――六朝から盛唐まで」(川合康三他編『興膳宏教授退官記念論文集』汲古書院、2000)
- 「謝靈運の山居――〈居〉の文學(二)」(『中国文学報』61、2000)
- 「「讀詩之法」――朱熹における古典の内在化」(『古典学の現在』2、2001)
- 「言と文のあいだ──訓読文というしくみ」(『文学』岩波書店、第8巻第6号、2007)
- 「〈同文〉のポリティクス」(『文学』岩波書店、第10巻第6号、2009)
- 「「悠然」の時空──陶淵明にいたるまで」(『未名』28、2010)
- 「読誦のことば──雅言としての訓読」(中村春作他編『続「訓読」論』勉誠出版、2010)
- 「『虞美人草』──修辞の彼方」(『叙説』38、2011)
- 「景観のエクリチュール──志賀重昂『日本風景論』から」(『日本学研究』36、檀国大学校日本研究所、2012)
- 「「文学論」の射程 ディスクールとしての科学」(『文学』岩波書店、第13巻第3号、2012)
主要担当授業題目
- 大学院
- 「古典文学芸術論選読」
- 「東アジア人文学の諸問題」
- 「東アジア文学史論」
- 「漢魏六朝詩文選読」
- 「古典詩文演習」
- 学部3・4年生向け
- 「古典詩文入門」
- 「東アジア文学史論」
- 「漢魏六朝詩文選読」
- 「古典詩文演習」
自己紹介
六朝詩文を研究の出発点としたのは、古典詩文という枠組みが生まれる場を見ようとしてであり、清末-明治期の文学に目が向くことになったのは、その枠組みが解けていく場を見ようとしてであった。さまざま読み書きするにつけても、常に、「ことば」たちの接触・混淆によって「ことば」が――そしてわれわれが――変容していく場に立ち会いたいと考えている。