田口 一郎 Ichiro TAGUCHI
連絡先
学内内線 46212
itaguchi @ g.ecc.u-tokyo.ac.jp
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生年・出身地
1967年生まれ 東京都出身
役職
教授
取得学位
修士(文学)
研究主題・分野
中国古典文学(おもに明清の伝統的詩文)、中国古典学、日中近世の知識人像
研究・教育プログラムとの関係
比較文学、比較日本研究
所属学会
日本中国学会、東方学会
主要業績
- 主要著訳書
- 『荻生徂徠全詩1』(共訳注)平凡社東洋文庫900、2020
- 『清国作法指南―外国人のための中国生活案内―』(訳注,原著:W. Gilbert Walshe, “Ways that are Dark”)平凡社東洋文庫799、2010
- 『聞いて楽しむ菜根譚』創元社、2010
- 『明人とその文学』(共著,編者:松村昂)汲古書院、2009
- 『六朝詩人群像』(共著,編者:興膳宏)大修館書店、2001
- 『中国知識人の運命-陳寅恪最後の二〇年』(共訳,原著:陸鍵東『陳寅恪的最後二十年』)平凡社、2001
- 『六朝詩人傳』(共著,編者:興膳宏)大修館書店、2000
- 主要論文
- 「荻生徂徠詩人名索引(附)異名索引」(日本大学大学院文学研究科中国学専攻『中国語中国文化』11、2014)
- 「Li Mou-Hsün(李懋勳), “Handbook on Etiquette in Chinese Official Intercourse” (『中国公式交際作法便覧』)解説並びに訳注」(日本大学大学院文学研究科中国学専攻『中国語中国文化』10、2013)
- 「『菜根譚』佚条五条――明刊諸本について(附)佚条五条訳注」(汲古書院『汲古』61号、2012)
- 「加賀藩儒・林瑜と和刻本『菜根譚』の刊行」(『飈風』50、2012)
- 「マッテオ・リッチの記憶術-『西國記法』訳注(一)~(四)了」(新潟大学人文学部『人文科学研究』115、2004;日本大学大学院文学研究科中国学専攻『中国語中国文化』4~6号、2007~2009)
- 「絵に込められるのは誰の「たましい」か―中国初期画論にみる「たましい」論」―」(平成10-14年度科研特定領域研究「古典学の再構築」研究成果報告集Ⅴ)『論集「古典の世界像」』、2003)
- 「嘉靖七子再攷―謝榛を鍵として―」(汲古書院『村山吉廣教授古稀記念中國論集』、2000)
- 「唐荊川先生文集版本考」(中國書目季刊社(台湾)『中國書目季刊』31、1998)
- 「歸有光の文学―所謂「唐宋派」の再検討―」(京都大学『中國文學報』55、1997)
- 「中国最初の『中国文学史』はなにか」(『飆風』32号、1997)
主要担当授業題目
- 大学院
- 学部3・4年生向け
- 学部1・2年生向け
- 「古典中国語文法(漢文法)の基礎」
- 「中国古典文学略史」
自己紹介
中国明清期の伝統的詩文が本来の専門分野ですが、そこから明清期の東洋と西洋の文化接触、明代の古文辞の日本での受容なども研究対象に入ってきました。
これらの分野では、研究者が不足しています。基礎固めに非常に時間がかかることが敬遠されている理由でしょう。少し敷居は高いですが、その先には大きな未知なる領域が広がっています。漢詩・漢文に興味のある野心的な学生、明清期・江戸期にロマンを感じる学生を歓迎します。