担当教官:ロバート キャンベル 講義題目:近世「通俗」考
江戸時代の日本の知識人・文学者らはたえず「通俗」について考え、それぞれの営為のなかで、その質とバランスをどう按配するか、苦慮した。講義では時代を追い、いくつかのテーマに沿って同時代の「通俗」思考と、主として文学作品におけるその実践を検証する。テクストと研究文献(プリント配付)を読み合わせながら、毎週次ぎの主題を順に見てゆく。