比較芸術論II

担当教官:三浦 篤
講義題目:オリエンタリズム絵画論

19世紀フランスのオリエンタリズム絵画を論じる。中近東、北アフリカの人物、風俗、自然を、ヨーロッパ(特にフランス)の画家たちがいかなる眼差しで把握し、描き表していったのかを、具体的な作例に即して述べてみたい。異文化理解(あるいは誤解)に基づく他者表象という意味で興味深い絵画であるが、画家個人の特性という次元が決して消去できないことも踏まえる必要がある。