日本の言語文化II

担当教官:大澤 吉博
講義題目:日本に来た外国人の記録

大航海時代以後、日本に来た外国人の記録を読みます。受講する人の数がどのくらいになるかがわかりませんので、とりあえず初めのうちは、私が話します。ルイス・フロイスの『ヨーロッパ文化と日本文化』(岩波文庫)、コリャードの『懺悔録』(岩波文庫)などを読みながら、16、17世紀の日本人をヨーロッパ宣教師がどのように見ていたかを確認します。その後江戸時代、幕末、明治時代と時代を追って外国人の記録を読んでいきたいと思います。英米人の記録の場合は、英語で読むこともあります。朝鮮通信使の記録も調べるつもりです。文字テクストだけでなく、図像、オペラ、映像など異なったメディアのテクストも使い、多面的な考察をしたいと思います。学生諸君の積極的な授業参加を求めます。詳しい授業スケジュールは最初の授業の時に配ります。