多文化主義研究

担当教員:米谷 匡史
講義題目:植民地帝国日本とマイノリティの自立論

沖縄人・在日朝鮮人・アイヌ人など、今なお植民地的状況におかれたマイノリティの自立をめぐるテキストを読みながら、多文化社会=植民地帝国日本における文化的葛藤について考えます。

1972年の「日本復帰」の前後に、「同化」と「異化」のはざまで葛藤をかかえながら、沖縄人の自立を模索した大城立裕・新川明・岡本恵徳。「在日」としての自立をめざす日本語詩人となった金時鐘。そのほか、マイノリティの自立をめぐる研究論文などもとりあげながら、テキストを演習形式で読みすすめます。