担当教員:齋藤 希史 講義題目:近代日本における中国古典
「文明」「経済」などの漢語や、森鷗外や夏目漱石の漢詩文を見ても明らかなように、近代日本の言語や文学において中国古典は重要な役割を果たしている。と同時に、時代を経るにしたがって、その役割も、「漢文の素養」から「支那趣味」へと大きく変貌する。この授業では、その変貌を跡付けることで、近代日本への新たな視角を得ることを目指す。
教科書及び参考文献:『漢文脈と近代日本』(NHKブックス)