日本文化特殊研究演習I

担当教員:齋藤 希史
講義題目:蘇軾選読

北宋の詩人蘇軾(1036-1101)の詩文を読む。蘇軾は、闊達かつ繊細なその詩はもとより、文もまた唐宋八大家の一人として、中国のみならず日本でも広く愛誦された。また、北宋の文人官僚として、波乱に満ちた生涯を送ったことも、興味を引く。この授業では、時代と詩文の関係に留意しながら、テキストを読んでいきたい。受講にあたっては、高校卒業程度の漢文(中国古典文)の知識があればよい。余談だが、豚の角煮を東坡肉と呼ぶのは蘇軾の号、東坡居士にちなむ。