比較芸術論I

担当教員:三浦 篤
講義題目:フランス近代絵画研究の基礎

ゾラの美術批評『1868年のサロン』を読みながら、その中で言及されているマネの《エミール・ゾラの肖像》について詳しく検討する。また、本作品は当時パリで流行していたジャポニスム(日本趣味)と密接に関連する作例でもあるので、日仏美術交流という視点からの分析も行う。批評の読解と作品調査の具体例を通じて、近代絵画研究の基礎的な方法を学ぶことが目標である。フランス語を読めることが履修の必要条件となる。