比較芸術論I

担当教員:飯沢 耕太郎
講義題目:第二次世界大戦後の日本写真史

授業の目標・概要:本講義では、第二次世界大戦後の日本写真史を中心に、写真という表現メディアについて、幅広い知識を得ることを目標とする。
講師は現役の写真評論家なので、なるべく写真家たちの現場の生の情報を中心に紹介したい。
またできる限り写真集、スライド上映、ビデオ、DVDなどのヴィジュアル資料を提供し、わかりやすく写真家たちの作品世界を伝達していきたい。

授業計画:戦後日本写真史を5期に区分して講義していく。

  1. 戦後写真の出発 1945~1955
  2. “戦後派”の登場――『VIVO』の時代 1955~1965
  3. “私”と“他者”へのまなざし 1965~1975
  4. 「世界の中心」の喪失 1975~1990
  5. 写真表現の現在 1990~

教科書及び参考文献:飯沢耕太郎『戦後写真史ノート』(岩波現代文庫、2008年7月刊行予定)、同『写真を愉しむ』(岩波新書)、同『写真美術館へようこそ』(講談社現代新書)