比較文化資料研究

担当教員:寺田 寅彦
講義題目:19世紀フランスにおける自然主義

19世紀フランスを代表する作家エミール・ゾラの唱えた自然主義は日本文壇にも多大な影響を与えた文学運動として知られている。その一方でこの自然主義は単に文学にとどまらず芸術のさまざまな領域に影響を及ぼした。ゾラを離れて自然主義はどのように各分野で展開していったのか。ユイスマンス、モーパッサンといったゾラ以外の文学者を起点にして文学、美術、演劇を中心にフランス19世紀における自然主義の位置づけを考察する。フランス語学習歴を必要としない。