比較文化基礎論II

担当教員:今橋 映子
講義題目:日本近代と西欧――「影響」「受容」とは何か

日本の近代文化を考えるとき、欧米からの「影響」「受容」といった表現はよく見受けられる。しかし
実際のところ「影響」「受容」とは一体どのような現象なのだろうか?
比較研究(Comparative Studies)の根幹と、通常考えられているこの問題について、具体的事例と理論的考察の双方を踏まえながら、参加者とともにじっくり考えてみたい。
題材としては、明治、大正期の文学作品、美術作品、都市計画などを取り上げることになろう。

本授業では以下のような話題を取り上げる。
1)影響受容研究と対比研究ーー比較文学研究における概括
2)「影響」「受容」をめぐる理論研究
3)具体的作品、具体的制作家をめぐって