現代文化構造論基礎(日本社会論Ⅰ)

担当教員:伊藤 徳也
講義題目:現代文化論視点形成演習:ポピュラー・カルチャーの刻印から

ポピュラー・カルチャーは、往々にして若く幼い心に深い刻印を残す。作品としてのそれらは、往々にしてエリートの懐疑主義的な鑑賞に耐えられないが、だからこそ、こども心には届くという一面もある。受講生諸君には、各自のそんな心理的刻印を洗い出してもらい、時間的(雅俗の相克相補関係の歴史等)かつ空間的(海外社会との間の関係等/中国語圏の状況は私から紹介する)に位置づける作業をやってもらう。授業はその作業報告をもとに全員で討議する場にしたい。最初の数回は、私から、たたき台になる現代日本文化論の紹介や問題提起を行う。