比較文化基礎論Ⅰ(比較日本文化論)

担当教員:ヘルマン ゴチェフスキ
講義題目:音楽の記述

近代以降の西洋音楽では作曲家が作品を五線譜に記譜し、演奏者がその楽譜を解読して作品を「再創造」(reproduzieren)するのが基礎的な方法となっています。中世以前の音楽、日本の伝統音楽や他の文化にも音楽を記述する方法がいろいろありますが、それらが必ずしも「作曲から演奏への情報伝達」の役割を果たしていません。この授業では音楽の様々な記述法とその役割を比較したいと思います。