比較芸術論Ⅱ

担当教員:今橋 映子
講義題目:「芸術と社会」ーー比較芸術論からのアプローチ

【「芸術と社会」ーー比較芸術論からのアプローチ】

昨年度に検討した「芸術と政治」に続き、今年度は「芸術と社会」について考える。 ある意味漠然としたこのテーマに取り組むために、緻密な作品分析から出発する比較芸術論の手法を最大限活かす。さらに「芸術と社会」への隣接領域のアプローチ ーー芸術社会学、受容美学、文化政策学、文化経済学、アートマネジメント研究 ーーなどを参照し、学問動向を把握した上で(以上夏学期の授業科目「比較文化論Ⅰ」)、自分自身の研究課題に取り組むこととする。

◆冬学期は、夏学期の共通テーマの検討を受け、「芸術と社会」に関して、各自が関心をもつテーマを設定し、それについて個人発表をおこなう。レジュメの作成、パワーポイントの使用などもきちんと行い、各発表に関して相互にディスカッサントをつとめて、議論を積み重ねる予定である。

◆この授業は大学院と共通であるが、後期課程の学生も同等に参加できるよう配慮するため、積極的な参加を期待する。夏学期の「比較文化論Ⅰ」を受講していることがのぞましいが、冬学期からの参加も、事前の個別相談の上、認める予定である。