担当教員:三浦 篤
講義題目:美術制度としての展覧会ーフランスの「サロン」徹底研究
17世紀から20世紀まで続くフランスの「サロン」は、現存作家の最新作を展示する美術展として大きな役割を果たしてきた。特に、19世紀はサロンの持つ意義がきわめて大きく、重要作品が発表される場としても機能していた。本ゼミではまず、19世紀のサロンの実態を目録の調査に基づいて可能な限り明らかにすること、サロンに関する最新の研究文献を集中的に読むことを目標とする。その上で、各自の問題意識に基づく発表や議論を行いたい。言うまでもなく、フランス語は必須となる。