EARS
大学院生のための東アジア音楽学研究セミナー
East Asian Research Seminar for Graduate Students in Musicology

本セミナーは、東アジアの大学で音楽学を学ぶ大学院生が集まり、研究発表および学術的交流を行う目的を持つものである。2011年に開始されて以来、毎年開催されている。セミナーは全て英語で行われる。

これまでの経緯
2011年に東京大学総合文化研究科比較文学比較文化論研究室およびソウル大学校西洋音楽研究所が中心となり、研究を通じた日韓交流を目的に開始された。2011年は大和証券グループの援助により「東京大学サマーインターンプログラム」の一環として開催された。それまでにも両者の間に5年にわたる交流があったが、その内容は両大学の教員同士による講演や研究会に限られていた。そこで、交流の範囲を大学院生に広げるべく、本セミナーが設立されることとなった。
さらに、2014年からは国立台湾大学が新たに参加し、参加国は日本、韓国、台湾の3カ国に増えた。今後も東アジアにおける音楽学研究の発展のため、さらなる活発な交流を続けていく。

セミナーの概要
毎年特定のテーマが掲げられ、そのテーマに基づいてセミナーが約1週間にわたって行われる。使用言語は英語である。参加者はアブストラクトの審査によって選抜される。選ばれた者はセミナーの約1ヶ月前に論文を提出する。それを他の参加者と事前に共有し、互いの発表内容を理解した上でセミナーに臨む。
本セミナーの最も特徴的な点は、セミナー中、参加者には多くのプレゼンテーションおよびディスカッションの機会が与えられていることである。セミナー前半、参加者は発表テーマによって分けられた少人数のグループ内でプレゼンテーションおよびディスカッションを行い、発表内容を吟味した上で、最後に公開で行われる正式なプレゼンテーションおよびディスカッションに臨む。この制度は、若手研究者がのちに国際的な研究発表の場に出ていくことを想定し、それに必要な経験を積む場としても機能している。

セミナーの内容は次の通りである
 ・教員による講演
 ・各グループ内でのディスカッション(非公開)
 ・各参加者によるプレゼンテーションおよびディスカッション(公開)
 ・交流パーティー
 ・開催地における見学や文化体験

contact
Hermann Gottschewski, associate professor, The University of Tokyo (mailto)

各年ページ
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