関係学会の紹介
本コース所属教員と深い関係のある学会について紹介します。
東大比較文学会
比較研究室出身者が中心となって結成された学術団体。研究室に所属する院生や教員、卒業生が主に会員となっています。会員は現在250名以上。東大比較文学会では『比較文學研究』という雑誌を毎年2回発行し、それが活動の主体となっています。学術雑誌としては珍しく、一般書店にも流通させているのが特徴。1954年に創刊された本雑誌は、すでに半世紀を超える歴史をもち、2011年現在、実に96号まで数えるに至っています。
毎号1つのテーマのもとに特輯号を組んで、最先端の研究成果を公にします。そこには比較研究室卒業生の多種多様な専門研究が最大限反映されています。その他、大学院生の研究論文、書評、展覧会・カタログ評、博士論文審査傍聴記などが掲載されます。
編集委員会内には、書評委員会と展覧会カタログ院生委員会も設置され、教員や卒業生、博士院生などが共同で最新の研究情報収集にも努めています。年に一回ほど、雑誌掲載論文についての合評会をおこない、在校生と卒業生を交えた知的交流の場にもなっています。
最近では、「異文化の異化と同化」(88号)「雑誌メディアにおける視覚文化」(90号)「戦後日本文学」(91号)「日本への視線」(94号)「文学的環境」(95号)などのテーマで特輯を組みました。本学会活動についての詳細は、本学会の活動についての詳細は、ホームページ(http://www.todai-hikaku.org)をご覧ください。
哲学会
哲学会は明治十七年、東京大学の研究者たちによって発足した、たいへん古い歴史をもった哲学の学会です。それ以来、本郷の哲学研究室が中心になって運営されてきましたが、現在では駒場の哲学研究者を含めた東京大学全体を運営母体とする学会になっています。毎年、春には「カント・アーベント」と呼ばれる研究発表の催しがあり、秋には二日間の大会が開催されます。また、年一回『哲学雑誌』という学会誌が刊行され、比較文学・比較文化の学生も投稿することができます。
(旧)比較日本文化論分科
比較文学比較文化研究室所属の教員は、全員が教養学部後期課程超域文化科学科比較日本文化論分科での教育に携わってきました。比較文学比較芸術コース、現代思想コース、学際日本文化論コースの三コースは、組織改組により、2012年度から学生の受け入れを行っています。
比較日本文化論学科では、1992年の創設から、100名以上の卒業生を送り出してきました。卒業生の約半数は大学院に進学し、約半数が一般企業その他に就職しています。大学院進学者の大部分は、比較文学比較文化コースに進学していますが、他の研究科、専攻に進学した例もあります。官庁・一般企業等では、国立国会図書館、国土交通省、紀伊国屋書店、三菱東京UFJ銀行、住友信託銀行、日本IBM、博報堂、ソニー・ミュージック・エンタテインメント、トヨタ自動車、東レ、司法修習生(司法試験合格)などが挙げられます。
比較日本文化論分科、及び過去の提出された卒業論文については、http://fusehime.c.u-tokyo.ac.jp/senior/index.htmlを参照して下さい。
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