日韓併合後の朝鮮半島と日本を往来しつつ、『朝鮮民謡選』、『朝鮮童謡選』、そして『乳色の雲』(のち『朝鮮詩集』)を出版し、日本詩壇に衝撃を与えた金素雲。
『ネギをうえた人』によって、日本の子どもたちに愛される金素雲。
自伝、随筆において、日本を語り、韓国を語り、二つの国の関係を語り続けた金素雲。
「親日文学者」として、なお韓国で非難される金素雲。
様々な顔を持つ金素雲を、今再び語るため、没後、遺志により著作権を引き継いだ東大比較文學會が、生誕百年にあたり公開シンポジウムを開催します。
パネリスト
川本皓嗣(大手前大学)
上垣外憲一(帝塚山学院大学)
林容澤(仁荷大学校)
鄭百秀(桜美林大学)
司会
菅原克也(東京大学)