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博士学位論文題目一覧(平成元/1989年度以降・課程博士)
令和5/2023年度
モハッラミプール・ザヘラ |
「20世紀初頭の日本における「東洋」概念の拡張-伊東忠太とその周辺の建築家・美術史家・歴史学者たちのペルシャ観を中心に」 |
吉岡 悠平 |
「ヒュームの行為論」 |
令和4/2022年度
岡野 宏 |
「ヨハン・マッテソンにおける「行為」としての音楽観」 |
宮田 晃碩 |
「言語とそれを超えるもの-ハイデガー『存在と時間』における「語り」論をめぐって」 |
令和3/2021年度
宮田 沙織 |
「小品〈文〉論-近代日本の詩情-」 |
李 澤珍(イ・テクジン) |
「日本におけるイソップ寓話受容史の研究-『伊曽保物語』を基軸として」 |
令和2/2020年度
定村 来人 |
「転換期の絵師 河鍋暁斎-狂画とともに開いた新時代の地平」 |
嚴 教欽(オム・キョフム) |
「能因法師の歌風の研究」 |
申 旼正(シン・ミンジョン) |
「越境者のまなざし-芸術家の移動にみる韓国近代美術の形成」 |
井口 俊 |
「フランス第二帝政期の前衛絵画受容史-美術批評とサロン戯画に見るエドゥアール・マネと その周辺画家たち」 |
平成31/令和元/2019年度
松枝 佳奈 |
「経世済民の志-二葉亭四迷・内田魯庵・大庭柯公のロシア研究」 |
森永 豊 |
「私秘性と公共性の自己論-一人称代名詞の諸研究を手がかりに」 |
西田 桐子 |
「戦後日本文学の〈黒人〉-文学/芸術/政治運動と黒人表象(1945-1961)」 |
梶野 絵奈 |
「近代日本のヴァイオリン-それを取り囲む変わり行く社会」 |
二村 淳子 |
「「安南藝術」からベトナム美術へ-フランス統治下の半世紀」 |
李 太喜 |
「選択可能性論を擁護する-選択可能性と行為者性の関係の見直し」 |
平成30/2018年度
権 保慶 |
「抒情のアイデンティティ-金素雲『朝鮮詩集』と金時鐘『再訳朝鮮詩集』」 |
山本 嘉孝 |
「十八世紀日本の漢詩文と経世-正徳~寛政期の幕府儒臣を中心に」 |
岩下 弘史 |
「夏目漱石とウィリアム・ジェイムズ-『文学論』から「則天去私」へ」 |
平成29/2017年度
大西(伊藤) 由紀 |
「叙景、叙事、叙情の歌-オペラの受容と日本語音楽劇の近代」 |
鈴木 雄大 |
「意図・行為・理由-意図と理由の選言説に基づいて、行為の反因果説を擁護する」 |
安永 麻里絵 |
「「展示不可能なもの」の展示 カール・ヴィートのアジア美術研究における美術史学と人類学」 |
李 碩 |
「芥川龍之介小説のジャンル研究-小説形式と歴史の関係について」 |
松尾 梨沙 |
「ショパンの詩学-楽曲構造とポーランド文学構造の比較分析-」 |
平成28/2016年度
林 久美子 |
「世紀転換期における日仏文化交渉史(1890-1920年代)-フランス美術行政にみる日本美術観を中心に」 |
柳 忠熙 |
「尹致昊と朝鮮の近代-東アジアにおける知識人エトスの変容と啓蒙のエクリチュール」
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堀江 秀史 |
「一九六〇年代寺山修司のクロスジャンル論-詩情の源泉と、自己遡及的批評への途」
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平成27/2015年度
李 賢晙 |
「描かれる舞姫、描かせる舞姫-崔承喜(1911-1969)における朝鮮文化の表象」 |
中井 真木 |
「直衣参内の研究-日本王朝社会の権力と服装」 |
金 志映 |
「戦後日本の文学空間における「アメリカ」-占領から文化冷戦の時代へ」 |
文 景楠 |
「説明理論としての質料形相論」 |
平成26/2014年度
田中 有美 |
「アメリカ及び日本現代小説における非ロマン主義的『ドン・キホーテ』受容に関する比較考察」 |
佐藤 温 |
「幕末の社会変革と文芸-菊池・大橋家の文人たちの歩みを追って」 |
柴田 真希都 |
「明治知識人としての内村鑑三-その批判精神と普遍主義の展開」 |
任 ダハム |
「韓国映画史における映画都市〈京城〉の意味-1910~30年代の在朝鮮日本人と朝鮮人映画人の活動を中心に」 |
李 芙鏞 |
「『源氏物語』における教育-父と子の関係を中心に」 |
安藤 智子 |
「芸術家アルフォンス・ルグロの静かな闘い-19世紀英仏芸術運動における「レアリスム」の行方」 |
平成25/2013年度
佐々木 悠介 |
「アンリ・カルティエ=ブレッソンと二十世紀のフランス、アメリカ-写真と文学の諸言説をめぐって」 |
平成24/2012年度
李 忠澔 |
「近世日本における楠正成伝説の出現と展開-英雄伝説の受容と変貌をめぐる基礎的研究」 |
手島 崇裕 |
「平安時代の対外関係と仏教-入宋僧を中心に」 |
金 暁美 |
「教科書がつくる対外認識と国民意識-「併合」期から戦後にいたる韓日の「国語」教育」 |
李 世淵 |
「日本社会における「戦争死者供養」と怨親平等」 |
趙 慶 |
「源氏能の胎動と展開-《葵上》《野宮》《夕顔》《朝顔》《半蔀》を中心に」 |
黄 毓婷 |
「植民地作家翁鬧(オウドウ)再考-1930年代の光と影」 |
平成23/2011年度
南 相旭 |
「三島由紀夫における「アメリカ」」 |
永井 久美子 |
「物語絵巻に見る後白河院政期-『伴大納言絵巻』『彦火々出見尊絵巻』『吉備大臣入唐絵巻』を中心に」 |
李 禮安 |
「中江兆民の思想と実践における自由・道徳・革命-兆民のルソー理解を踏まえて」 |
菊池 有希 |
「日本におけるバイロン熱」 |
小泉 順也 |
「二十世紀前半のフランスにおけるポール・ゴーガンの受容研究-芸術家表象と作品蒐集をめぐる芸術社会学的考察」 |
鄭 玹汀 |
「明治プロテスタント・キリスト教における女性と国家-木下尚江とキリスト教界指導者との対決」 |
平成22/2010年度
高橋 祥子 |
「『和字正濫鈔』の学問史的意義」 |
韓 程善 |
「江戸川乱歩と映画-1920年代日本文学における映画受容の文脈から」 |
泉 美知子 |
「文化遺産としての中世-フランス第三共和政期の知・制度・感性に見る過去の保存」 |
梁 蘊嫻 |
「江戸文学における『三国志演義』の受容-「義」概念及び挿絵の世界を中心に」 |
裴 寛紋 |
「『古事記伝』の「皇国」-注釈がつくる世界の物語」 |
平成21/2009年度
李 京僖 |
「日本浪漫派と「方法」としての岡倉天心-保田與重郎、亀井勝一郎、浅野晃を中心に」 |
金 成恩 |
「19世紀東アジア宣教における翻訳と啓蒙-韓日比較を中心に」 |
信岡 朝子 |
「自然をめぐる対話-20世紀日米間における〈環境〉表象の交錯」 |
陸 晩霞 |
「遁世文学の研究──中世知識人の三教融合思想と表現世界」 |
前島 志保 |
「『主婦之友』の時代-近代日本における出版・読書文化の大衆化と婦人雑誌」 |
福田 武史 |
「訓読される『日本書紀』-「倭訓」の創出による『日本書紀』の変換」 |
平成20/2008年度
金 美貞 |
「韓国の芥川龍之介-植民地時代から現代まで」 |
頼 衍宏 |
「日本語時代の台湾短歌-結社を中心にした資料研究」 |
川口 恵子 |
「ジェンダーの比較映画史-「国家の物語」から「ディアスポラの物語」へ」 |
平成19/2007年度
黄 善英 |
「「童心」の思想と詩法-日韓近代の童謡運動」 |
川島 健 |
「ベケット・ポリティクス-サミュエル・ベケットと1930年代アイルランド・ナショナリズム」 |
澁谷 智子 |
「聞こえない親を持つ聞こえる人々-文化の中で自己の語りはどう作られるのか」 |
平成18/2006年度
李 漢正 |
「表現における越境と混淆-谷崎潤一郎と日本語」 |
韓 正美 |
「『源氏物語』における神祗信仰」 |
権 丁煕 |
「〈不如帰〉の変容-日本と韓国におけるテクストの「翻訳」」 |
金沢 百枝 |
「ジローナの〈天地創造の刺繍布〉研究-ロマネスクの宇宙図と創造主礼讃」 |
デンニッツァ・
ガブラコヴァ |
「文明と希望-近代日本における「雑草研究」」 |
平成17/2005年度
尤 海燕 |
「『古今和歌集』両序の和歌思想論」 |
大東 和重 |
「日露戦後における文学の自己同一化の研究-藤村・独歩・花袋・風葉・漱石と〈自己表現〉」 |
折井 善果 |
「ルイス・デ・グラナダと日本-キリシタン文学における日西文化の比較研究」 |
柳澤 田実 |
「神を欲望すること-ニュッサのグレゴリウスにおけるパトス概念の可能性」 |
ラクエル・ヒル
(Raquel Hill) |
「〈第三の空間〉への旅-ジャネット・フレイムと大庭みな子の作品におけるディスプレイスメントの修辞学」 |
平成16/2004年度
金 楨薫 |
「横光文学における「嘘」のエクリチュール-第四人称成立への表現史的道程及びその意義」 |
金 泳南 |
「近代日本の説話研究における「民族」の発見」 |
権 静 |
「古代日本・朝鮮における文字世界の形成-東アジア世界における漢字の受容と内部化」 |
陳岡 めぐみ |
「絵画のための「イメージ戦略」-絵画蒐集・取引との関係から見た19世紀フランスの複製エッチング」 |
平成15/2003年度
安 英姫 |
「日韓近代小説における小説理論と描写理論-田山花袋、岩野泡鳴、金東仁」 |
辛 在仁 |
「平安後期物語論-不如意な恋と「我」」 |
二藤 京 |
「『日本書紀纂疏』の〈日本書紀〉」 |
水野 達朗 |
「明治文学のエマソン受容」 |
平成14/2002年度
李 秉鎮 |
「「白樺派」における他者としての〈朝鮮〉-柳宗悦と淺川巧の場合」 |
鈴木 禎宏 |
「「東と西の結婚」のヴィジョン-バーナード・リーチの生涯と芸術に関する比較文化的研究」 |
平成12/2000年度
朴 眞秀 |
「日本語物語テクストにおける「視点」-前近代の〈超越的・重層的視点〉と近代の〈中心的視点〉」 |
平成11/1999年度
松井 貴子 |
「写生の変容-フォンタネージから子規、そして直哉へ」 |
平成10/1998年度
鄭 百秀 |
「李光洙・金史良の日本語・朝鮮語小説-植民地期朝鮮人作家の二言語文学の在り方」 |
平成9/1997年度
西槇 偉 |
「中国民国期の西洋美術受容-李叔同と豊子愷をめぐって」 |
テレングト・ アイトル |
「三島由紀夫初期作品における構造と根茎隠喩-「酸模」から『仮面の告白』まで」 |
山本 淳子 |
「リヒャルト・ワーグナーの『未来の芸術作品』と反ユダヤ主義-十九世紀後半のドイツにおける一現象」 |
平成8/1996年度
榎本 泰子 |
「近代中国と西洋音楽-上海音楽学院を中心に」 |
小谷野 敦 |
「〈男の恋〉の文学史-日本文学における男性恋愛心理の比較文学的研究」 |
金 光林 |
「日鮮同祖論-その実体と歴史的展開」 |
梁 東國 |
「朱耀翰と日本近代詩」 |
平成7/1995年度
平成6/1994年度
林 容澤 |
「日本近代詩の比較文学的一考察-金素雲訳『朝鮮詩集』を中心に」 |
張 偉雄 |
「清国初代の駐日公使団-明治十年から十五年までの外交活動と文化交流における異文化理解」 |
崔 官 |
「壬辰倭乱と日本の近世文学」 |
平成4/1992年度
平成3/1991年度
廬 英姫 |
「藤村文学における父」 |
張 競 |
「中国文学における「情」と「恋愛」-その比較文学史的研究」 |
成 恵卿 |
「能と英米文学-パウンドとイェイツの能受容を中心に」 |
佐伯 順子 |
「近代化の中の男と女-「色」と「愛」の比較文化史」 |
平成2/1990年度
尹 相仁 |
「明治末日本文学における「世紀末」美学の比較研究-漱石とその時代」 |
平成元/1989年度
劉 岸偉 |
「西洋の衝撃と中日近代文化の創出と挫折-周作人と永井荷風」 |
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